Java JDBCを使ったデータベース操作の基礎

Java

Java Database Connectivity(JDBC)は、Javaアプリケーションからデータベースに接続し、データを操作するための標準APIです。この記事では、JDBCを使ってデータベースに接続し、データの取得・挿入・更新・削除を行う基本的な方法をわかりやすく解説します。


1. JDBCを使うための準備

JDBCを使うためには、以下の準備が必要です。

(1) JDBCドライバを用意する

データベースに対応するJDBCドライバをダウンロードし、プロジェクトに追加します。例えば、MySQLの場合は mysql-connector-java を使用します。

  • Mavenプロジェクトであれば、以下を pom.xml に追加します。

(2) データベースを準備する

接続先のデータベースを作成し、必要なテーブルやデータを用意します。

  • MySQLでの例:

2. JDBCを使った基本操作の流れ

JDBCを使ったデータベース操作は、以下の手順で行います。

(1) JDBCドライバをロードする

データベースに接続するために、JDBCドライバをロードします。

※最近のドライバでは自動ロードがサポートされているため、省略可能です。


(2) データベースに接続する

DriverManager.getConnection を使って接続します。


(3) SQLを実行する

StatementまたはPreparedStatementを使ってSQL文を実行します。

例: データの取得


(4) リソースを解放する

使用したリソースを必ず閉じます。これにより、メモリリークを防ぎます。


3. JDBCを使った具体的な操作

以下は、データベースに接続して基本的な操作を行う例です。

(1) データの挿入

PreparedStatementを使うことで、SQLインジェクションのリスクを軽減できます。


(2) データの更新


(3) データの削除


(4) トランザクション処理

複数のSQL操作をまとめて実行したい場合は、トランザクションを使います。


4. エラーハンドリングのポイント

エラーが発生した場合に備えて、適切なエラーハンドリングを行うことが重要です。

また、try-with-resources構文を使うことで、リソースを自動的に解放できます。


5. JDBCの実践例:全体のコード

以下は、JDBCを使った一連の操作を含む完全な例です。


6. 次のステップ:学びを深める

JDBCはJavaプログラミングの重要なスキルの一つです。これをきっかけに、さらに深い学びを進めていきましょう。


JDBCをマスターすれば、データベース操作の基礎をしっかり身につけられます。ぜひ挑戦してみてください!

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