はじめに
Javaのwhile文は、特定の条件が満たされている間、繰り返し処理を実行するためのループ構文です。プログラミング初心者がこの文法を理解すると、繰り返し処理が必要な場面で柔軟なコードを書くことができます。
本記事では、while文の基本から、活用例、そして注意点までを初心者向けに解説します。また、Javaを本格的に学びたい方は、絶対にJavaプログラマーになりたい人へを参考に、基礎力を磨きながら、サイゼントアカデミーで実践的な学びを進めることをおすすめします。
while文の基本構文
while文は、指定した条件がtrueの間、ブロック内のコードを繰り返し実行します。
基本構文
while (条件) {
// 繰り返し実行するコード
}
基本例：1から5までの数を出力する
以下の例では、1から5までの数を順に出力します。
サンプルコード
public class WhileExample {
public static void main(String[] args) {
int i = 1; // 初期値
while (i <= 5) { // 条件
System.out.println(i); // iを出力
i++; // iを1増やす
}
}
}
実行結果
1
2
3
4
5
while文の変形：do-while文
do-while文は、条件を後から判定するループです。必ず1回は処理が実行される点がwhile文との違いです。
基本構文
do {
// 繰り返し実行するコード
} while (条件);
実例：ユーザーの入力を処理する
以下は、do-while文を使ってユーザーの入力を繰り返し処理する例です。
サンプルコード
import java.util.Scanner;
public class DoWhileExample {
public static void main(String[] args) {
Scanner scanner = new Scanner(System.in);
String input;
do {
System.out.print("終了するにはexitと入力してください: ");
input = scanner.nextLine();
} while (!input.equals("exit")); // 条件: 入力が"exit"でない場合
}
}
実行例
終了するにはexitと入力してください: hello
終了するにはexitと入力してください: Java
終了するにはexitと入力してください: exit
while文の応用例
例1: 合計を計算する
以下は、1から10までの合計を計算する例です。
public class SumExample {
public static void main(String[] args) {
int sum = 0;
int i = 1;
while (i <= 10) {
sum += i; // sumにiを加算
i++;
}
System.out.println("1から10までの合計: " + sum);
}
}
実行結果
1から10までの合計: 55
例2: 無限ループを利用したカウント
特定の条件でループを終了させる場合、break文を使うことがあります。
public class InfiniteLoopExample {
public static void main(String[] args) {
int count = 0;
while (true) { // 無限ループ
count++;
System.out.println("カウント: " + count);
if (count == 5) { // 条件を満たしたら終了
break;
}
}
}
}
実行結果
カウント: 1
カウント: 2
カウント: 3
カウント: 4
カウント: 5
注意点：while文を使うときのポイント
- 無限ループに注意：
- 初期値と条件の設定を確認：
- 終了条件を慎重に設計：
Javaプログラマーを目指すあなたへ
while文は、Javaプログラミングの基本的な構文の一つであり、繰り返し処理を柔軟に記述するための強力なツールです。本記事で紹介した例を通じて、実際にコードを書きながら習得を進めてください。
もっと深く学びたい方は、絶対にJavaプログラマーになりたい人へを参考にして基礎を固め、さらに実践的なスキルを身につけたい方は、サイゼントアカデミーで次のステップに進むことをおすすめします。
まとめ
Javaのwhile文は、条件付きの繰り返し処理を簡単に記述できる便利な構文です。do-while文や無限ループと組み合わせることで、さまざまな場面で活用できます。
プログラミング初心者の方は、ぜひこの記事を参考にして、自分のプログラムにwhile文を取り入れてみてください。あなたのJavaプログラマーとしての成長を全力で応援しています！
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