Javaのバージョン確認、なぜ必要?
Javaで開発を始めるときに、最初に行うべきことのひとつが「Javaのバージョン確認」です。これは、使っているJavaの環境が最新かどうか、プロジェクトと合っているかをチェックする大事な作業です。
☝ こんなトラブルありませんか?
- 「プログラムがエラーで動かない」
- 「エディタに『バージョンが合っていません』と出る」
- 「開発チームと同じJavaを使いたいのに、動作が違う」
これらの原因の多くは、Javaのバージョン違いによるもの。だからこそ、最初にしっかり確認しておきましょう!
Javaのバージョン確認方法(コマンドライン編)
まずは java -version を使おう!
最も基本的な確認方法はこれです:
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java -version<br> |
ターミナル(MacやLinux)やコマンドプロンプト(Windows)で上記を入力すると、次のような出力が表示されます。
✅ 出力例
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java version "21.0.1" 2023-10-17 LTS<br>Java(TM) SE Runtime Environment (build 21.0.1+12-LTS-29)<br>Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM (build 21.0.1+12-LTS-29, mixed mode, sharing)<br> |
ここで「21.0.1」が現在のJavaバージョンです。
JDKのバージョンは javac -version で確認
Javaのコンパイラ(ソースコードを変換する機能)のバージョンも大事です。
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javac -version<br> |
出力例:
1 |
javac 21.0.1<br> |
これでJava開発用(JDK)のバージョンも確認できます。
その他の確認コマンド
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java --version<br>java -fullversion<br>java -showversion<br> |
どれも細かな違いがありますが、通常は java -version
だけでOKです。
OS別のJavaバージョン確認方法
🪟 Windowsの場合
✅ 方法①:コマンドプロンプトで確認
- スタートメニューから「cmd」と入力して起動
java -version
を実行
✅ 方法②:設定画面から確認
- コントロールパネルを開く
- 「Java」→「バージョン情報」へ
🍎 macOSの場合
✅ ターミナルで確認
1 |
java -version<br> |
✅ 他の方法
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/usr/libexec/java_home -V<br> |
これは複数のJavaが入っているときに、一覧を表示してくれる便利なコマンドです。
🐧 Linuxの場合
ターミナルを開いて以下のコマンドを使います。
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java -version<br>which java<br> |
これでバージョンとインストールパスを確認できます。
複数のJavaバージョンがあるときの切り替え方法
🔍 どのJavaが使われているか調べる
Windows:
1 |
where java<br> |
macOS / Linux:
1 |
which java<br> |
出力されるパスが、現在使われているJavaの場所です。
💡 JAVA_HOMEの設定で切り替える
Javaのバージョンを手動で切り替えるには、環境変数 JAVA_HOME
を使います。
例:macOSやLinuxでの設定
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export JAVA_HOME=`/usr/libexec/java_home -v 21`<br> |
このコマンドで、Java 21に切り替わります。
Windowsでは
環境変数に JAVA_HOME
を追加し、パスを設定します。
詳細はコントロールパネル → システム → 環境変数 から変更可能です。
よくあるトラブルとその対処法
❌ 「’java’ は内部コマンドとして認識されません」
→ Javaがインストールされていない、またはパスが通っていない場合です。
対処方法:
- Javaを公式サイトからインストールする
- 環境変数
PATH
にJavaのインストール先(例:C:\Program Files\Java\jdk-21\bin
)を追加
❌ Javaのバージョンが想定と違う!
→ 複数のJDKがインストールされていて、優先順位が意図と違っている場合があります。
対処方法:
where java
(Windows)やwhich java
(Mac/Linux)でどのJDKが使われているか確認JAVA_HOME
を適切に設定して反映
❌ javacだけが動かない
→ JREしか入っていない可能性があります。JDKを入れ直しましょう!
絶対にJavaプログラマーになりたい人へ
バージョン確認はプログラミングの第一歩です。次のステップとして、ぜひ以下の本をチェックしてみてください👇
👉 絶対にJavaプログラマーになりたい人へ。
初心者にもわかりやすく、Javaの基礎をしっかり身につけられます。
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まとめ
java -version
で簡単にJavaのバージョン確認ができる- JDKの確認は
javac -version
が有効 - 環境に応じた切り替え方法やトラブル対処も知っておくと安心
- 確認できたら、次はJava学習に進もう!
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