Javaのエラー対処法まとめ:例外処理(try・catch・finally・throws)をやさしく解説!

Java

はじめに

Javaを勉強していると、必ず出てくるのが「エラー」や「例外」。プログラムが途中で止まってしまったり、意味不明なメッセージが出たりして、困ったことはありませんか?

でも大丈夫!Javaには**エラーに強いプログラムを書くための「例外処理」**が用意されています。この記事では、エラーの仕組みと対処法(try-catch-finally・throws)を初心者向けにやさしく解説します。


1. エラー(例外)とは何か?

エラーと例外の違い

  • エラー(Error) → JVMの内部的な問題。基本的に開発者は対処しない(例:OutOfMemoryError)
  • 例外(Exception) → プログラムで起きた予期しない出来事(例:0で割る、nullにアクセス)

Exceptionの2種類

種類説明
Checked Exception必ずtry-catchまたはthrowsが必要IOException, SQLExceptionなど
Unchecked Exception書かなくてもよいが注意必要NullPointerException, ArithmeticExceptionなど

2. try-catch-finally構文

基本の形


実例:0で割ったとき


3. throwsキーワードの使い方

メソッド内でエラーが起きそうな処理があるとき、**そのエラーを「呼び出し元に投げる」**ことができます。

このように書いておくと、呼び出し元がtry-catchで受け取る責任を持ちます。


4. 複数catchとthrow

複数catch


throw文:自分で例外を投げる


5. finallyブロックの使いどころ

finally は、エラーが起きても・起きなくても 必ず実行されます。

よくある使い方:ファイルやDBの後始末


6. よくある例外と対処法

例外名原因対処法
NullPointerExceptionnullにアクセスnullチェックする
ArrayIndexOutOfBoundsException配列の外にアクセス配列の長さをチェック
NumberFormatException文字列→数値変換失敗入力値をチェック
IOExceptionファイル読み込み失敗ファイル存在確認+try-catch
InputMismatchExceptionScannerで型が違う入力hasNextInt()などで事前確認

7. 実践コード例:ファイル読み込み


8. 例外処理のベストプラクティス

  • 例外を握りつぶさないcatch(Exception e) {} は避ける)
  • エラーメッセージをログに残す
  • 再スローや例外のラッピングも検討

9. 学習の進め方

エラー処理は地味ですが、「信頼できるプログラム」を作るための大切な技術です。

まずは、「絶対にJavaプログラマーになりたい人へ。」で例外処理の考え方を学びましょう。

そして、**実践的なコードのレビューやサポートを受けたい方は「サイゼントアカデミー」**を活用するのが近道です!


まとめ

  • Javaの例外処理で安全なコードが書ける
  • try-catch-finallyは基本中の基本
  • throwsで呼び出し元に例外を投げる
  • よくあるエラーには早めのnullチェック&ログ出力を

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