【図解&コード例付き】JavaのArrayListとLinkedList、違いと使い分け完全ガイド!

Java

はじめに

Javaでリスト構造を扱うときによく使うのが ArrayListLinkedList

でも、こう思いませんか?

  • 「違いがよく分からない…」
  • 「いつ ArrayList を使って、いつ LinkedList を使えばいいの?」

この記事では、そんなあなたの疑問を完全に解消します!

図と具体例を交えて、ArrayListLinkedList の違い、使い分けの判断基準、そして実務での注意点までやさしく解説します。


ArrayList と LinkedList の基本構造の違い

✅ ArrayList:内部に配列を持つ

  • 要素をインデックスで素早く取得できる
  • メモリの使い方が効率的
  • 末尾への追加が高速(O(1))

✅ LinkedList:ノードが前後につながる

  • 先頭や途中での追加・削除が得意
  • ランダムアクセスは遅い(O(n))
  • メモリの使い方にやや余分がある(ポインタが必要)

【図解】ArrayListとLinkedListの構造イメージ

リスト構造の図解

使い分けの早見表

判断基準ArrayListLinkedList
ランダムアクセス速い(O(1))遅い(O(n))
途中の挿入・削除遅い(要素をずらす)速い(ノードのつなぎ替え)
メモリ効率良いやや悪い(参照情報を保持)
柔軟性固定的柔軟(構成変更に強い)
Deque操作非推奨(ArrayDeque推奨)適している(Deque実装済)

実際の使い分け例

✅ 例1:末尾に大量に追加して、インデックスで読み取る

ArrayList が断然おすすめ!


✅ 例2:リストの先頭や中間に要素を何度も追加・削除

LinkedList の方が自然で効率的!


✅ 例3:スタックやキューとして使いたい

LinkedList なら Deque として使える!

※ ただし、本格的なキュー用途なら ArrayDeque の方が高速です。


実行速度を比較してみよう!

実行すると、ArrayList の方が はるかに高速であることがわかります。


実務でのおすすめ

用途おすすめ
データの蓄積・高速参照ArrayList
頻繁な挿入・削除(先頭・中間)LinkedList
スタック・キュー処理ArrayDeque or LinkedList
メモリ使用を抑えたいArrayList
複雑なリスト構成LinkedList(場合により)

よくある間違い

  • LinkedListget(i) を多用 → 超遅い!
  • ArrayList で先頭に add(0, element) を多用 → 毎回シフト処理で非効率!
  • LinkedList を使えば常に速いと思い込む → 実は ArrayList の方が速いことも多い!

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まとめ

  • ArrayList読み取り重視・固定構造向け
  • LinkedList挿入・削除が多い場面向け
  • 多くの場合、迷ったら ArrayList でOK!
  • でも、適材適所で選ぶことがパフォーマンスのカギ!

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