JavaのScannerとは?入力の受け取り方・使い方・注意点を初心者向けにやさしく解説!

Java

はじめに

Javaの学習を進めていると、プログラムに**「入力」を受け取る方法**に悩むことがありますよね。そんなときに登場するのが Scanner(スキャナー)クラス です。

Scannerを使えば、キーボードからの入力やファイルの読み込みがとても簡単になります。

この記事では、Java初心者の方に向けて、Scannerクラスの基本から応用までやさしく解説します。


1. Scannerとは?

Javaでの「入力」を楽にするツール

Javaには、Scannerという便利なクラスが用意されています。これは、ユーザーのキーボードからの入力やファイルの中身を簡単に読み取るためのツールです。

Scannerは、java.utilパッケージに含まれているので、使うときには最初に以下のように書きます:


2. キーボード入力の基本ステップ

まずは、ユーザーからキーボードで入力を受け取る方法から学びましょう。

例:名前を入力して表示するプログラム


3. データ型ごとの読み取りメソッド

Scannerでは、読み取るデータの種類に応じて、いろいろなメソッドが用意されています。

メソッド意味使用例
next()単語を読み取る(空白まで)名前など
nextLine()一行まるごとコメント入力など
nextInt()整数年齢など
nextDouble()小数価格など
nextBoolean()true/false確認など

使用例


4. 入力エラー(例外)への対処

Scannerで数字を入力するつもりが文字を入れてしまうと、**InputMismatchException**というエラーになります。

例外処理の例


5. ファイル読み込みにも使える!

Scannerは、ファイルの中身を読み込むこともできます。


6. Scannerのクローズとリソース管理

Scannerを使い終えたら、close()で閉じるのが基本ルールです。忘れると、メモリリークの原因になることも。

安全な書き方:try-with-resources

try(...)の中で作成したオブジェクトは、自動的にcloseされるので安心です。


7. 注意点・よくあるミス

nextInt() の後の nextLine() がうまく動かない!

これは、nextInt()が読み込んだあとの「Enterキー」の改行がそのまま残ってしまうからです。

解決法


8. 実践コード例集

① 名前と年齢を聞くプログラム


② ファイルからCSV読み込み(1行ずつ)


9. 学習の進め方と次のステップ

Scannerを使えるようになると、Javaでの対話的なプログラムが書けるようになります。

  • 入力を受けて処理する
  • ファイルからデータを読む

この2つができれば、実用的なアプリ開発の第一歩です!

まずは「絶対にJavaプログラマーになりたい人へ。」を読んでScannerの基本を身につけましょう。

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まとめ

  • Scannerはキーボードやファイルからの入力に使う
  • nextInt()nextLine() の違いに注意
  • 使い終わったら close() するのを忘れずに
  • 例外処理やエラー対応も習慣化しよう!

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