Javaのif文 使い方をやさしく解説!初心者でもわかるステップ別ガイド

Java

はじめに:if文って何?なぜ重要なの?

プログラミング学習の第一歩として「条件分岐」は欠かせません。たとえば…

  • 成績が合格点以上なら「合格」、それ以下なら「不合格」と表示したい
  • 今日が土曜日なら「おやすみ」と表示し、そうでなければ「今日は平日」と知らせたい
  • ユーザーがボタンを押したら処理を開始し、押されなければ待機したい

このような場合、「もし~なら~する」といった判断をJavaでは if文 を使って処理します。
「条件に応じて処理を変える」ための基礎であり、これができればプログラムの表現力が格段に高まります。

本記事では、初心者向けにif文の基本から順に丁寧に解説し、段階的にステップアップする構成になっています。最後まで読み進めれば、実践でも即活用できる力がつきます。


1. Javaのif文 基本の書き方

1‑1. 構文のルール

  • 条件式真(true) なら {} 内の 処理内容 が実行されます
  • 条件式偽(false) なら、if 内は一切実行されません

1‑2. 例:数値判定

このコードでは num > 10 が真なので "10より大きい数です" が出力されます。条件が偽なら何も起こりません。


2. if‑else 文で2つの場合に対応する

場合分けして処理を切り替えたいなら else を追加します。

2‑1. 例:偶数・奇数判定

num % 2 == 0 が真なら「偶数です」、偽なら「奇数です」と表示されます。


3. else if で複数条件に対応

複数の選択肢をチェックしたい場合は、else if を使いましょう。

このように書くと「正」「0」「負」の三通りを判定可能です。


4. 論理演算子で複雑な条件にも対応

 
Javaには以下の論理演算子があります:

  • &&:AND(両方とも真なら真)
  • ||:OR(どちらか一方が真なら真)
  • !:NOT(真偽を反転)

4‑1. 例:年齢範囲チェック

20から29までの年齢が対象となります。

4‑2. 例:土日判定

4‑3. 例:天気判定


5. ネスト(入れ子)で細かい判断も可能

複数条件を段階的に判断するには「ネスト構造」が便利です。

60点未満なら即不合格、それ以上ならさらに80点以上かどうかを判定しています。


6. 三項演算子でコードを1行にまとめる

簡単なif‑elseなら ?: を使うとスッキリ書けます。

ただし、読みやすさも大切なため、複雑な条件では使いすぎに注意しましょう。


7. ループとif文を組み合わせて繰り返し処理に対応

繰り返し処理(for / while)とif文を組み合わせることで、実践的な処理が可能になります。

7‑1. 例:1〜10の偶数だけ表示

i が 2,4,6,8,10 のときだけメッセージが出力されます。

7‑2. 例:うるう年判定

複雑な判定も簡潔にまとめられます。


8. 初心者がよくやるミスとその対策

❌ =(代入)と ==(比較)の混同

= は変数に値を「代入」する演算子で、== が「比較演算子」です。必ず == を使いましょう。


{} を省略して混乱

{} を省略すると、「条件付き」と「無条件」の区別が曖昧になります。常に {} を使って範囲を明確にしましょう。


9. 練習課題で理解を深めよう

課題1:数値判定プログラム

キーボードから入力される数字を読み取り、次のメッセージを表示するプログラムを作成しましょう。

  • 「0以下」
  • 「1〜9」
  • 「10以上」

課題2:曜日判定プログラム

キーボードから曜日(文字列)を入力し、「土曜日」または「日曜日」なら「お休み」、それ以外なら「出勤」と表示するプログラムを作成してください。


10. 学習ステップアップの2ステップ

プログラミングを独学で続けるのは大変ですが、良い教材とプロによるサポートを利用すれば確実に前に進めます。

📘 まずは自己学習に集中しよう
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まとめ:if文で表現の幅を広げよう

  1. if 文が使えるようになると、プログラムに判断力が加わります
  2. else, else if, 論理演算子, ネスト を使えば、複雑な条件も表現可能
  3. 三項演算子ループとの組み合わせ で、より実用的な処理が実装できるようになります
  4. 初心者が犯しやすいミス を知り、事前に対策しておくことがコードの品質に繋がります
  5. 練習課題 で手を動かしながら理解を定着させましょう

Javaプログラミング旅の第一歩として、if文の理解はとても重要です。
その経験を活かし、ぜひ次の段階(メソッド・クラス・例外処理など)へ進んでみてください!

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