プロファイラを使ってJavaアプリのボトルネックを特定|遅い原因を見える化してプロ品質に近づこう

Java

はじめに|Javaアプリが「遅い」と感じたことはありませんか?

Javaでアプリを作っていると、

  • 処理が重い
  • 動きがもっさりしている
  • 本番でだけ遅くなる

こんな経験をした人は多いと思います。

そして多くの初心者が、
こんな行動を取ってしまいがちです。

  • なんとなく for 文を減らす
  • なんとなくキャッシュを入れる
  • なんとなく処理を分ける

ですが、勘だけの改善はほぼ失敗します

Javaの現場では、
プロファイラという道具を使って
「どこが遅いのか」を正確に調べます。

この記事では、

  • プロファイラとは何か
  • Javaでどう使うのか
  • ボトルネックをどう特定するのか

を、小学生にも分かる言葉で解説します。


プロファイラとは?|実行中のJavaをのぞき見る道具

プロファイラとは、
動いているJavaアプリの中身を観察するツールです。

たとえるなら、

  • エンジンが動いている車を
  • メーターや温度計でチェックする

そんなイメージです。

プロファイラで分かること

  • CPUを一番使っている処理
  • メモリを大量に使っている場所
  • スレッドの待ち時間
  • GC(ごみ回収)の発生状況

Javaは仮想マシン上で動くため、
こうした情報をとても詳しく取得できるのが強みです。


静的解析との違い|SpotBugsとプロファイラは役割が違う

以前紹介した静的解析ツールは、

  • プログラムを動かさず
  • コードを見て問題を探す

ものでした。

一方、プロファイラは、

  • プログラムを実際に動かし
  • 現実に起きている問題を測る

ツールです。

つまり、

  • 静的解析:事故を防ぐ
  • プロファイラ:渋滞を解消する

この両方を使えるJavaエンジニアは、
非常に評価が高いです。


Javaで使われる代表的なプロファイラ

Javaには優秀なプロファイラがたくさんあります。

  • Java VisualVM
  • Java Flight Recorder
  • Java Mission Control
  • JProfiler
  • YourKit

初心者におすすめなのは、
VisualVMJFR+JMC です。


VisualVMとは?|最初のプロファイラに最適

https://docs.oracle.com/javase/8/docs/technotes/guides/visualvm/images/profiler-memory-snapshot.png
https://docs.oracle.com/javase/8/docs/technotes/guides/visualvm/images/profiler-cpu-snapshot.png
https://i.sstatic.net/iHMbe.gif

VisualVM は、

  • Java標準に近い存在
  • 画面が分かりやすい
  • 無料で使える

という特徴があります。

VisualVMで見られる主な情報

  • CPU使用率
  • メモリ使用量
  • 実行中メソッド
  • スレッドの状態

「どの処理が一番時間を使っているか」が
一目で分かるのが最大の魅力です。


ボトルネックとは?|一番遅くしている原因の正体

ボトルネックとは、
全体の速度を一番邪魔している部分のことです。

たとえば、

  • 一つだけ異常に重い処理
  • 無駄に繰り返される計算
  • 遅いデータベースアクセス

Javaアプリでは、

全体が遅い原因のほとんどは
ごく一部のコードに集中している

というケースがほとんどです。


Javaアプリでよくあるボトルネックの例

CPUを使いすぎているケース

  • 無限に近いループ
  • 重い計算処理
  • ログの出しすぎ

CPUプロファイルを見ると、
同じメソッド名が上位に並びます


メモリを使いすぎているケース

  • オブジェクトを溜め込みすぎ
  • 解放されない参照
  • コレクションの使い方ミス

結果として、

  • GCが頻発
  • アプリが止まる

という現象が起きます。


待ち時間が原因のケース

  • synchronized の競合
  • ロック待ち
  • スレッド数不足

Javaはマルチスレッドが得意ですが、
設計を間違えると逆効果になります。


VisualVMでCPUボトルネックを探す考え方

https://higherlogicdownload.s3.amazonaws.com/IMWUC/UploadedImages/ygECTgTJR0QHUgsLWipA_cpusteps.png
https://docs.oracle.com/javase/8/docs/technotes/guides/visualvm/images/profiler-memory-snapshot.png
https://developer.android.com/static/studio/images/profiler-jk-methods-recording.png

VisualVMを使うときの考え方はシンプルです。

  • アプリを動かす
  • プロファイルを開始
  • 重い操作をする
  • 結果を見る

そこで、

一番時間を使っているメソッドはどれか?

を見るだけでOKです。


「速くする前に測る」がプロの常識

初心者ほど、

  • 先にコードを直す
  • 後で効果を確認する

という順番になりがちです。

プロは逆です。

  • 測る
  • 原因を特定
  • 最小限の修正
  • もう一度測る

Javaはこの流れがやりやすい言語です。


JFRとJMC|本番に近い環境で強い武器

https://docs.oracle.com/javase/8/docs/technotes/guides/troubleshoot/img/jfr-general-tab.png
https://download.oracle.com/technology/products/missioncontrol/updatesites/openjdk/8.1.0/ide/images/screen-capture-01-large.png
https://java-performance.info/wp-content/uploads/2023/09/image-2.jpeg

Java Flight Recorderとは?

Java Flight Recorder は、

  • JVMに組み込まれた記録機能
  • 動作への影響が少ない
  • 長時間の分析が可能

という特徴があります。

Java Mission Controlとは?

JFRの記録を
分かりやすく分析するための画面ツールです。

  • CPU
  • メモリ
  • GC
  • スレッド

をまとめて確認できます。


なぜJavaはパフォーマンス分析に強いのか

Javaが選ばれ続ける理由の一つが、

  • プロファイリング環境の充実

です。

  • 標準ツールが豊富
  • 実績が多い
  • 情報が集まりやすい

これは、
長く使われてきた言語ならではの強みです。


プロファイラを使えると評価が上がる理由

プロファイラを使える人は、

  • 原因を説明できる
  • 改善の根拠を示せる
  • 再発防止を考えられる

つまり、

「勘」ではなく
「データ」で話せるエンジニア

になります。

Javaの現場では、
この力がとても重視されます。


まずは自己学習から始めよう

Javaとプロファイラを学ぶなら、
まずは基礎をしっかり固めることが大切です。

👉 絶対にJavaプログラマーになりたい人へ。
https://amzn.asia/d/3E1CYbv

Javaの考え方を理解していると、
プロファイラの結果も何倍も理解しやすくなります


それでも不安な人へ|実務視点を身につけたいなら

  • プロファイラの見方が分からない
  • 改善案が正しいか不安
  • 転職も視野に入れている

そんな人には、
サイゼントアカデミーという選択肢があります。

👉 サイゼントアカデミー
https://academy.cyzennt.co.jp

Javaを中心に、
コードレビューと実務視点のアドバイスを受けられます。


まとめ|プロファイラはJavaエンジニアの必須スキル

  • プロファイラは遅さの原因を見つける道具
  • Javaは分析ツールが非常に充実している
  • 測ってから直す習慣が重要
  • 静的解析と組み合わせると最強

Javaは、
性能改善まで含めて成長できる言語です。

プロファイラを味方につけて、
一段上のJavaプログラマーを目指しましょう。

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