はじめに
Java でログイン機能を作るとき、
一番やってはいけないこと があります。
それは、
パスワードをそのまま保存すること です。
にもかかわらず、
- とりあえずハッシュ化している
- SHA 系を使っている
- 仕組みはよく分かっていない
という人はとても多いです。
パスワード管理は、
動けばOKではなく、考え方がすべて です。
この記事では、
Javaでパスワードを安全にハッシュ化する正しい方法 を、
初心者にも分かるように、実務視点で解説します。
パスワードは「暗号化」ではない
まず大前提として、
パスワードは 暗号化ではなくハッシュ化 します。
暗号化は、
- 復号できる
- 元に戻せる
仕組みです。
一方、ハッシュ化は、
- 元に戻せない
- 同じ入力から同じ結果が出る
という特徴があります。
ログインでは、
「同じかどうか」が分かれば十分です。
だからこそ、
復号できないハッシュ化 を使います。
なぜ普通のハッシュではダメなのか
初心者がやりがちなのが、
- SHA 系を一回だけ使う
- とにかくハッシュ化すれば安全だと思う
という考え方です。
ですが、これは危険です。
理由は、
計算が速すぎる からです。
攻撃者は、
- 大量のパスワード候補
- 高速な計算環境
を使って、
一気に試すことができます。
そのため、
パスワードには あえて遅いハッシュ を使います。
パスワード専用ハッシュを使う
Java で安全にパスワードを扱う場合は、
パスワード専用に設計された方式 を使います。
考え方として大切なのは、
- 計算が遅い
- ソルトが前提
- 強度を調整できる
という点です。
これらは、
業務システムで長く使われるJavaと相性が良い設計
になっています。
ソルトとは何か
ソルトとは、
パスワードに混ぜるランダムな値 です。
これを使うことで、
- 同じパスワードでも
- 毎回違うハッシュ値
になります。
ソルトがないと、
- 同じパスワードが丸見え
- 一括攻撃が成立
してしまいます。
安全な方式では、
ソルトは必須 です。
ペッパーという考え方
ペッパーは、
アプリ全体で共通の秘密値 です。
ソルトとの違いは、
- ソルト:ユーザーごと
- ペッパー:アプリ共通
という点です。
ペッパーは、
- ソースコード
- 環境変数
- 設定ファイル
など、
データベースとは別の場所 に置きます。
万が一 DB が漏れても、
被害を小さくできます。
コスト調整が重要な理由
パスワードハッシュには、
計算コスト という考え方があります。
これは、
- わざと計算を重くする
- 攻撃を遅くする
ための仕組みです。
ただし、
- 重すぎるとログインが遅い
- サーバーに負荷がかかる
という問題もあります。
そのため、
安全性と使いやすさのバランス
を考える必要があります。
実務でよく使われる実装パターン
実際の現場では、
仕組みを自作しない のが基本です。
理由は、
- バグを生みやすい
- 後から変更しづらい
- レビューが通らない
からです。
Java では、
既に安全な仕組みが用意されています。
Spring系での考え方
多くの現場では、
フレームワーク側に処理を任せます。
やることはシンプルです。
- 登録時:ハッシュ化して保存
- ログイン時:一致するか確認
この分離ができていると、
アルゴリズムの変更にも強くなります。
フレームワークなしでも大切な考え方
もし自分で実装する場合でも、
守るべき考え方は同じです。
- ソルトは必ず使う
- 繰り返し回数を調整できる
- 比較は慎重に行う
「動くからOK」ではなく、
攻撃を前提に考える
ことが大切です。
よくあるNG例
平文で保存する
論外です。
絶対にやってはいけません。
ハッシュを一回だけ
速すぎて危険です。
ソルトを固定する
意味がありません。
自作方式を作る
将来必ず困ります。
データベースには何を保存するのか
基本的には、
- ハッシュ化されたパスワード
- 必要であればソルト
だけを保存します。
元のパスワードは、
一切保存しません。
これは、
Java の堅牢な設計思想とも一致します。
既存システムをどう移行するか
もし既に弱い方式を使っている場合でも、
一気に壊す必要はありません。
よく使われるのが、
- ログイン成功時に再ハッシュ
- 徐々に安全な方式へ移行
というやり方です。
Java は、
こうした段階的改善がしやすい言語です。
Javaで学ぶ意味
Java でパスワード管理を学ぶと、
- セキュリティ意識が身につく
- 設計を考える癖がつく
- 実務で信頼される
というメリットがあります。
これは、
Java が業務で使われ続ける理由
そのものです。
まずは自己学習から
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「なぜそれが安全なのか」まで説明できるようになります。
まとめ
Java でパスワードを安全に扱うには、
- パスワード専用ハッシュを使う
- ソルトとコスト調整を理解する
- 自作しない
この三点がとても重要です。
セキュリティは、
知っているかどうかで大きな差が出る分野 です。
ぜひ Java を使って、
「安心して任せられる実装」ができるエンジニアを目指してください。

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