はじめに:Javaでミニアプリを作ってみよう!
「Javaを勉強してるけど、何か作れるようになりたい!」
そんな方におすすめなのがミニアプリ作りです。
Javaは大規模な業務システムだけでなく、身近な小さなツールやゲームも作れる優秀な言語。最初から完璧を目指さず、「ちょっと動くもの」が作れれば大成功です!
この記事では、初心者でもできる「CUI(コンソール)」と「GUI(画面あり)」のミニアプリ作りをやさしく解説します。
1. 開発環境を準備しよう
🛠 必要なもの:
- JDK(Java Development Kit)
→ Javaの開発に必要な基本パッケージ - IDE(開発ツール)
→ Eclipse や IntelliJ IDEA、VSCode など
🔸 まずはJDKをインストール
Oracle公式サイトやOpenJDKから最新版をダウンロードしてインストールします。
🔸 IDEで新規プロジェクトを作る
Eclipseなら「File → New → Java Project」でスタート!
🔸 Hello, World! を書いて確認
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public class HelloApp {<br> public static void main(String[] args) {<br> System.out.println("こんにちは、Javaアプリ!");<br> }<br>}<br> |
動作確認ができれば準備完了!
2. CUIミニアプリを作ってみよう
🎯 テーマ:「数当てゲーム」
ルール: 1〜10のランダムな数をユーザーが当てる
🔹 サンプルコード:
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import java.util.Scanner;<br>import java.util.Random;<br><br>public class NumberGuessGame {<br> public static void main(String[] args) {<br> Random rand = new Random();<br> int answer = rand.nextInt(10) + 1;<br> Scanner sc = new Scanner(System.in);<br> int guess;<br><br> System.out.println("1〜10の数字を当ててください!");<br><br> do {<br> System.out.print("予想は?:");<br> guess = sc.nextInt();<br><br> if (guess < answer) {<br> System.out.println("もっと大きいです");<br> } else if (guess > answer) {<br> System.out.println("もっと小さいです");<br> } else {<br> System.out.println("正解です!");<br> }<br> } while (guess != answer);<br><br> sc.close();<br> }<br>}<br> |
💡 ここで学べるポイント:
Random
で乱数Scanner
で入力if
とdo-while
でゲームループ
3. GUIミニアプリにステップアップ!
CUIでロジックができたら、Swingを使ってGUI化してみましょう。
🎯 テーマ:「Helloボタンアプリ」
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import javax.swing.*;<br>import java.awt.event.*;<br><br>public class HelloSwingApp {<br> public static void main(String[] args) {<br> JFrame frame = new JFrame("Helloアプリ");<br> JButton button = new JButton("クリックしてね");<br> JLabel label = new JLabel("まだ何もありません…");<br><br> button.addActionListener(new ActionListener() {<br> public void actionPerformed(ActionEvent e) {<br> label.setText("こんにちは、Swing!");<br> }<br> });<br><br> frame.setSize(300, 150);<br> frame.setLayout(new java.awt.FlowLayout());<br> frame.add(button);<br> frame.add(label);<br> frame.setDefaultCloseOperation(JFrame.EXIT_ON_CLOSE);<br> frame.setVisible(true);<br> }<br>}<br> |
🧩 ポイント:
JFrame
でウィンドウ作成JButton
とJLabel
で操作と表示ActionListener
でクリック処理
4. ミニアプリをブラッシュアップ!
アプリを便利にしたり、見た目を整えたりしてみましょう。
🔹 機能追加アイデア:
- スコア機能(回数カウント)
- 入力バリデーション(数字のみ受け付け)
- 難易度変更(1〜100など)
- テーマカラーやフォント変更
🔹 例外処理(try-catch)
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try {<br> int guess = Integer.parseInt(textField.getText());<br>} catch (NumberFormatException ex) {<br> JOptionPane.showMessageDialog(null, "数字を入力してください");<br>}<br> |
5. アプリを配布・公開しよう!
🔸 JARファイルの作成
Eclipseなどで「Export → Runnable JAR File」とすれば、アプリの実行ファイルが作れます。
🔸 配布のコツ
- JARファイルをzipで送る
- GitHubにアップして共有
- USBに入れて友達と遊ぶのもOK!
6. さらに広がるミニアプリの世界
他にもこんなミニアプリが作れます:
アプリ名 | 内容 |
---|---|
○×ゲーム | GUIで二人用の対戦型ゲーム |
電卓アプリ | 四則演算できる |
ToDoリスト | タスク管理ができる |
タイマー | 指定時間で通知を出す |
7. 学習を継続したいあなたへ
🔸 まずは自分で学びたい人に:
📘 絶対にJavaプログラマーになりたい人へ。
基本から応用まで、ミニアプリ制作にもピッタリな内容です。
🔸 サポートが欲しい人は:
- コードレビューでつまずきゼロ
- 現役エンジニアのサポート
- ミニアプリから本格アプリまでサポート
- 転職支援も充実!
✨おわりに
ミニアプリ作りは、「できた!」という達成感を得ながらJavaの力を身につける最強の方法です。
最初は小さくても大丈夫。一歩ずつ、自分の手でアプリを育てていきましょう!
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