Javaを学ぶとき、必ず出てくる言葉が「オブジェクト指向」。
でも「なんか難しそう」「結局どういうこと?」と思ってしまいますよね。
安心してください。この記事では、**オブジェクト指向って何?Javaでどう使うの?どんなメリットがあるの?**という疑問に、小学生でもわかるような言葉とイラストでお答えします。
✅ この記事でわかること
- Javaにおけるオブジェクト指向の基本的な考え方
- クラスとオブジェクトの意味と違い
- カプセル化・継承・ポリモーフィズムの理解
- 実際のJavaコードでの実装例
- オブジェクト指向で効率的に学ぶ方法
🔰 オブジェクト指向ってなに?
一言で言えば…
「モノを中心に考えるプログラミングのやり方」です。
モノ(=オブジェクト)とは、人、車、本、社員、商品など、現実世界にあるもの全て。オブジェクト指向では、それぞれのモノが**性質(データ)と動き(処理)**を持ち、プログラムを組み立てていきます。
🧱 クラスとオブジェクトの違いをイメージで理解
| 用語 | 意味 | 例え |
|---|---|---|
| クラス | モノの設計図 | レゴの説明書、車の設計図 |
| オブジェクト | クラスから作られた実体 | 実際に組み立てたレゴ、完成した車 |
Javaでの例
public class Person {
String name;
int age;
void sayHello() {
System.out.println("こんにちは、" + name + "です!");
}
}
Person p = new Person();
p.name = "太郎";
p.age = 25;
p.sayHello(); // → 「こんにちは、太郎です!」
ここでは、Person がクラス(設計図)、p がオブジェクト(実体)です。
🧠 オブジェクト指向の3つの柱
① カプセル化(Encapsulation)
- 情報を外から直接触れないようにして、操作はメソッドに任せる考え方。
- これにより、誤操作や不具合を防ぐことができます。
public class BankAccount {
private int balance;
public void deposit(int amount) {
balance += amount;
}
public int getBalance() {
return balance;
}
}
② 継承(Inheritance)
- 親クラスの性質や動きを、子クラスが引き継ぐ仕組み。
- コードを再利用しやすくなります。
public class Student extends Person {
String school;
}
③ ポリモーフィズム(Polymorphism)
- 同じ名前のメソッドでも、実際の処理がオブジェクトごとに異なる。
- 汎用的なコードが書けて柔軟性が高まります。
public class Animal {
void speak() {
System.out.println("動物が鳴く");
}
}
public class Dog extends Animal {
void speak() {
System.out.println("ワンワン!");
}
}
Animal a = new Dog();
a.speak(); // → ワンワン!
💡 Javaがオブジェクト指向に向いている理由
Javaはもともと「オブジェクト指向言語」として作られており、クラス・継承・ポリモーフィズムなどの概念が言語仕様にしっかり組み込まれています。
また、Javaは「一度書けば、どこでも動く」という思想を持ち、モジュール化されたコードを再利用しやすいため、チーム開発にも向いています。
👨💻 オブジェクト指向を使ったJavaプログラム構成例
クラスの定義
public class Car {
private int speed;
public void accelerate() {
speed += 10;
}
public int getSpeed() {
return speed;
}
}
実行クラス
public class Main {
public static void main(String[] args) {
Car myCar = new Car();
myCar.accelerate();
System.out.println("現在の速度: " + myCar.getSpeed()); // → 現在の速度: 10
}
}
🔁 オブジェクト指向で開発するメリット
| メリット | 説明 |
|---|---|
| 再利用性 | 同じクラスを何度でも使える |
| 保守性 | 修正がしやすくバグが少ない |
| 拡張性 | 新しい機能追加がしやすい |
| 分業しやすい | チーム開発に強い構造 |
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- クラスやオブジェクトの基礎
- カプセル化・継承・ポリモーフィズムの図解
- 実際の開発現場での使い方
が丁寧に解説されているので、Java未経験者でも読み進めやすいです。
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✅ まとめ:オブジェクト指向を理解すればJavaはもっと楽しくなる!
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| オブジェクト指向とは? | モノを中心に考えるプログラミング |
| クラスとオブジェクト | 設計図と実体 |
| カプセル化 | データを守る |
| 継承 | 機能を受け継ぐ |
| ポリモーフィズム | 動作の多様性 |
Javaを学ぶ上で、「オブジェクト指向の理解」は避けて通れません。でも、図や実例を交えて学べば決して難しくはありません。
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